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移転価格税制ってどんな税制?

移転価格税制とは、国内の企業が海外の関連企業へ販売する価格が関連企業でない価格より安い金額で販売することによって、海外の関連会社に所得を移転することを防止するために導入された税制をいいます。

具体的には、国内にて50円で仕入れた製品を海外の関連企業に70円で販売し150円の売り上げをあげたとします。
同様に国内にて50円で仕入れた製品を海外の関連ではない企業に100円で販売し、その企業が150円の売り上げをあげたとします。
この場合関連企業は、80円の利益を、関連でない企業は、50円の利益となり、関連企業に30円の所得が移転したことになり、30円分が納税漏れとみなされます。

このようなことを防ぐために、関連でない企業への販売があるべき姿(独立企業間価格)とみなして所得を算出して課税する制度です。
この制度で課税されると二重課税状態となり、資金の流出となりますので税務上大きな問題となります。