コラムcolumn

OECD承認アプローチとは

OECD承認アプローチは、英語の略称を用いてaoaとも呼ばれています。このアプローチは、国際税務における移転価格税制を、二国にまたがる関連企業間での取引だけでなく、法人とその海外支店との間の内部取引にも拡大して適用しようとするものだと言えます。
ヨーロッパを中心とした各国の国際税務では、多国籍に支店を展開している企業への課税は、その支店が実際に活動して得た利益に対して課税される帰属主義が主流になっています。
グローバル経済が発達した現在では、多国籍企業が海外にある支店を介さずにその国において利益を上げることも可能です。しかし、日本の従来の税制では、海外の法人に対しては、支店が利益を得るための活動を全く行っていない場合でも、国内で得た利益を元にして課税が行われていました。
aoaは、このような仕組みを是正した上で、国際的な二重課税や二重非課税を防ぐための試みとなっています。すなわち、海外支店の活動内容を明確化し、それを独立した企業と同じように扱うことで課税額を決定するものです。