コラムcolumn

過大支払利子税制への批判の声も

国際税務における租税回避措置への取締強化という観点から導入された過大支払利子税制ですが、専門家からはこの制度が持つ弊害も指摘されています。
海外から日本に進出してくる企業にとって、不公平となる場合があるというのです。租税逃れをするつもりがないのに、不利な扱いを受ける可能性があるといいます。海外から日本に進出して企業が、国内の銀行から資金を借り入れることが困難な場合があります。したがって、本国の親会社から資金を借り入れざるを得ません。その場合の支払利子についても、過大支払利子税制により損金算入できなくなってしまうため、過大な税金を支払う羽目になってしまいます。
このように国際税務では、ある目的を達するために作られた制度によって、新たな問題が生じることも珍しくはありません。たいていの場合には、問題点が指摘されると数年後に税法が改正され、適当な措置がとられるようになるのが一般的です。そのため毎年のように税法が改正されています。