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過大支払利子税制とは?

国際税務におけるホットなトピックとして、国際的な租税回避をいかにして防止するかというものがあります。国際的に活動している企業は、様々な法の抜け道を利用して課税を逃れようとします。それを防止するための手段の一つが、過大支払利子税制です。
過大支払利子税制は平成24年の税制改正で創設された制度です。海外のグループ会社から資金を借り入れたときの支払利子を利用して、税額の低い国に所得を移転し課税を逃れることを防止することができます。
わかりやすいように具体的な事例を使ってみてみましょう。海外の会社が日本で事業を始めるために日本に子会社を設立したとします。設立にあたって親会社から資金を借り入れます。借入金に対する支払利子は損金算入できるため、課税されません。この支払利子を過大計上することで税金を逃れることが可能です。過大支払利子税制が創設されたことで、過大な支払利子を計上したとしても、その一部だけしか損金算入できなくなっています。