コラムcolumn

複数の国へ進出した場合には国際税務が複雑になる

アジア進出の際に1つの国を選んで商売を展開する場合には、現在の状況だけに注目していれば大丈夫です。新しい国で商売を展開した場合の収支を予想するだけで、支店と子会社のどちらを選ぶべきかは自ずと判断できます。ですが複数の国で活動を始める可能性がある場合には、もっと先を見据えなければならない事もあります。
例えば進出先の国で子会社を作った場合には、将来的に他国の子会社を取引を始める可能性があるからです。アジア進出で成功した日本の企業が、別の国に新しい子会社を用意するケースです。アジアにある子会社同士が国境をまたいで取引をするようになれば、納税額が増える要因になってしまう場合があります。国境を越えた取引のルールは、同じアジアでも関わる国によって変化するからです。
二重課税を防げるからという理由だけで海外に子会社を用意すると、将来的に損失を被ってしまう事があります。複数の国に進出する可能性があるなら、国際税務が複雑になる事は覚悟しなければなりません。