コラムcolumn

税務リスクの回避と軽減

ビジネスのグローバル化に伴って、国際税務上の問題もグローバルなアプローチが必要になってきます。国境をまたぐクロスボーダー取引では、複数国の税制が適用されるので、国際税務マネジメントが重要になるわけです。税引後利益を高めるには、経費削減や売上高の向上等が挙げられますが、税務コストに関しては所与的な義務として捉えられる傾向にあります。その為、企業の経営戦略の一環に組み込まれず、適切な対策も採られてこなかったわけです。日本籍企業と外国籍企業の税務コストの管理状況を比べてみると、欧米企業は日系企業よりも税務上優位になっていることが分かります。特に日系の製造業の場合、連結ベースでの税負担が大きくなっていると言えます。それ故、連結財務諸表の税引後利益を高めるには、税務コスト管理の改善が重要になるわけです。その為には、単に税務コストを削減するだけでなく、税務リスクの回避と軽減を図ることが必要になると言えます。