コラムcolumn

租税条約とは

租税条約とは、正式名称を「所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国と○○国との間の条約」と云い、端的には、租税に関し2国間又は多国間で締結される条約を指します。そして、特に国際税務上、各国には課税自主権があり、これらは他国から影響を受けない独自の税法に基づくことから、グローバル化が進む中でこの条約により、締結国間の租税に関する調整が図られています。
この租税条約には、主に4つの目的があります。まず1つ目には、正式名称に示されるように国際的な二重課税の回避・排除と、2つ目に脱税の防止及び租税回避の防止があります。3つ目には、各国務税当局間の協力体制の確立があります。そして以上3つの形式的な目的の他に、4つ目として、締結国間での課税権の配分と云う実質的な目的も有しています。
また、この租税条約の適用対象者は、締結国の居住者であり、対象税目は、原則として所得税と法人税、住民税としています。