コラムcolumn

帰属主義がビジネススタイルを優位にさせる

日本では長い間、総合主義にこだわって来ました。なぜなら国際税務の点で、メリットがあったからです。
世界各国に本社・本店をもつ高級有名企業が日本国内で支店を出しています。総合主義では、支店が日本国内にある限り発生した利益を日本が課税することが認められます。マーケットとして世界的に見てみると、日本という国は海外の高級有名店が出店すれば一定の利益が生まれます。それは他国の時に比べても顕著だという特殊性があります。そのため、日本では長く総合主義を守って来た歴史があります。一方で海外では、日本ほど極端にその国でメリットが見られませんでした。言い換えれば帰属主義でも大きな問題は起きなかったということです。
しかし総合主義から帰属主義に変わると、新たな試みが行われます。可能な限りの決済を海外にある本店で電子決済し、支店は商品取扱所にするようなケースです。販売の主体を本店にすることで、支店の利益が見掛け上減らせるのです。
国際税務は実態に即して変更されながら、国際取引きを潤滑に行わなければいけません。その意味で、試行錯誤が今後も行われるでしょう。