コラムcolumn

国際税務におけるbepsの特徴と有益性

bepsは日本語では税源侵食と利益移転と言います。多国間にまたがって経済活動をする場合は、課税制度が国によって異なりますので、二重に課税される可能性があります。そこで、こうした租税を回避したり軽減するためにいろいろな方法を使います。その1つがbepsです。具体的には、各国の課税制度の相違を利用して課税税率の低い国に所得を移転して支払う税額を抑えるというものです。海外進出した企業の中には3000億円もの売上を計上しているにもかかわらず10億円程度の法人税しか進出先の国に支払っていない企業もあります。もちろん、これは合法的な手段を使っています。これは法人税が高い国で得た売上を法人税の低い国に移したり、知的財産権の使用料を別の国の本社に支払うなどの方法を使っています。このようにbepsは海外で取引をする上で非常に重要なものになっていて、国際税務あるいは国際課税はもはや見過ごされないものになっています。