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国際税務における二重課税とは?

国際税務における二重課税問題について、まずは簡単に整理しておきましょう。海外で事業を展開している企業や個人事業主は、進出している国で利益に応じた法人税や所得税を納付しています。簡単な例をあげてみましょう。ある国に進出して順調に売上を伸ばし、年間100の利益をあげたとします。この100の利益については、その国の政府に対して税金を納めなくてはなりません。ここでは50の税金がかけられと仮定します。それによって、税引き後の利益は50となりました。この海外で稼いだ50の利益に対して、今度は日本で法人税または所得税が加算されることになります。日本では国内で稼いだ利益と海外で稼いだ利益を合計して、課税額が算定される仕組みとなっているためです。このように利益を獲得した国と、本社のある国とで二重課税されてしまうというのでは、企業や個人事業主にとって大きな負担となります。国際税務では、このような理不尽さを解消するための方法がいくつか用意されています。