コラムcolumn

国際的租税回避行為とは

まず租税回避行為というのは通常の法手続きとは異なる手続きによって、税金の軽減・排除を目的とする行為です。道義的には問題ですが、法律的には合法というのがポイントです。また、租税回避行為と似たような概念に節税と脱税があります。節税は通常の法手続きの範囲で税金の軽減・免除を目的とし、脱税は帳簿や経費の不正などにより税負担を減らす行為です。節税は全く後ろめたい行為ではありませんが、脱税は犯罪となります。
そして国際的租税回避行為とは、租税回避行為を外国の税制や諸外国と結んだ租税条約を利用して行う行為です。具体例としてタックスヘイブンと呼ばれる税金がない、又は極端に低い国や地域にペーパーカンパニー(活動実態のない会社)を設立し税金を逃れる行為が挙げられます。本来なら国に支払われるはずであった税金がタックスヘイブンによって回避されている訳ですから大きな問題です。日本の国際税務部門でも国際的租税回避行為を防ぐための様々な対策を打っています。