コラムcolumn

トリーティーショッピングとは何か

トリーティショッピングは簡単に説明すれば本来は租税条約の適用対象にならない第三国の居住者が、条約における特典を求め行う行為のことにになります。内容は当該条約の一方の締約国に法人を設立するなどして、その国の居住者に成りすまして租税回避するのです。国際税務において近年は特に危険視されていて、改定案として出された租税条約にはトリーティショッピングを防止するために、特典制限条項が織り込まれるなど、なりすましを予防する動きが出ています。
日本語にすると条約漁りとも言われますが、これまでは条例によって許可されていた行為であり犯罪ではありません。ただ本来得られるはずの租税がなくなる、しかも大企業が行う場合は損失はかなりの額になり見逃すことができなくなっています。国ごとにそれぞれルールがあるのは当然で、税率も異なりうまく行えば税を納める率を減らすことができるのです。ただそれでは国が成り立たなくなり、国際税務はそのためにも重要視されています。