コラムcolumn

タックスヘイブンとは

タックスヘイブンとは「租税回避地」と訳されますが、実際には無税か、それに近い税率の国を指します。一般的には、企業や個人が税金の支払いを免れるために、タックスヘイブンに資産を移すケースが殆どだと言えます。資産を海外に移すこと自体には違法性がありませんが、資産運用の面では国際税務上、限りなく違法に近いやり方だと言えます。本来のタックスヘイブンの意義は、海外の企業が国際金融取引を円滑に行うために、一時的に法人税などがかからない国の会社に資金を預けて、自国での不要な課税を免れるためのものです。タックスヘイブンに設立された会社の殆どは、現地に実態を持たないペーパーカンパニーで、多くが連絡用の私書箱を地元の郵便局に開設しているだけです。このようなペーパーカンパニーの情報は、原則として非公開になっており、会社の所在や代表者に関しては、一切、部外者に分からないようになっています。また、秘密厳守はタックスヘイブンの国の生命線なので、国を挙げて秘密保持に努めているわけです。