コラムcolumn

グループ内役務提供とはどんなものか

グループ内役務提供は、英語の頭文字を取ってigsとも呼ばれています。国際税務におけるigsとは、海外の関連法人に対して行う、経営アドバイスや予算管理といった事務的なサービスのことです。すなわち、igsには有形資産の移転は伴わないことになります。
しかし、このigsについては、有形資産を移転する時と同じく、移転価格税制が適用されます。海外の関連企業に対して、経営や管理、財務などに関するサービス業務を行う場合には、独立した法人にこれを提供する時と同様に、対価を求める必要が出てくるわけです。この時の対価は、資産を移転する場合と同じく独立企業間価格でなくてはいけません。
igsには、様々な事務的なサービスが含まれています。例えば、ビジネスの企画や宣伝、従業員の雇用・解雇といった業務もこの中に入ってきます。
しかし、株式の発行を始めとする株主活動は、グループ内役務提供には含まれません。つまり、親会社として法的に定められた権利や義務を有する活動については除外されることになります。