FAQQUESTIONS

駐在員の給与と為替レート

Q1為替レート変動の対処方法

当社では海外赴任者の給与は、円建てで設定しています。そのため、円安局面になると、「赴任当社に比べ、手取給与がどんどん目減りしている」と不満が出ています(一方、円安局面で駐在員にとって有利な場合は何も意見は出ません。)。
 為替レート変動に対して他社ではどのように対処しているのでしょうか。

A. 海外給与全額を円建てとしていると、現地での生活費部分についても為替レート変動の影響を受けてしまいます。他社においては、現地生活費相当部分については「現地通貨建て」で固定する、もしくは「どの程度変動したら給与を見直す」といった基準を設けるケースが見られます。

1.為替レートの変動

為替レートの変動による手取給与の目減りに関する赴任者からの苦情については、どの企業も対応に苦慮しています。赴任者からの苦情や要望にできるだけ応えたいと思っても、「一体いつのレートを適用するべきか」という点で行き詰ってしまうケースも少なくありません。
ご質問のとおり、現地での生活費部分についても円建てで設定していると、為替レート変動の影響を直接に受けてしまいます。為替レート変動が赴任者にとって有利に働く場合は、何の申出もありませんが、いったんレートが赴任者に不利に働くと、不満がでるのは仕方ないことです。他社においては、現地生活費相当部分については「現地通貨建て」もしくは「米ドル建て」で固定する、もしくは「基準とするレートから何%変動したら給与を見直す」といった基準を設けるケースが見られます。よって、現地通貨建て以外で給与を設定する場合は、赴任時に、「為替レートの見直し」の基準について赴任者との間で、取り決めをしておく必要があります。
いずれにせよ、為替レートの変動に現地生活費が影響しないよう対処する必要があります。